オタクと一言に言っても、ありとあらゆる種類の『オタク』がいるので、くくれるものではありません。
が、ここでは『自分の好きなものに夢中になりすぎる傾向のある人』と定義します。
そういった人は、どうしても結婚が遅れがち。
なぜか?
それは、好きなものを追いかけていれば心が満たされるからです。
好きなものに囲まれていれば、好きなものを共有できる友人さえいれば、一生一人で構わない! と思えてしまうからです。筆者もオタクですので、その気持ちはよくわかります。
しかし、そう信じている人にこそ、ほんとうにそれでいいのか、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
今回は、筆者が「もっと早く婚活を始めていればよかった…」と思うまでの悲しい体験談を中心に書いていきたいと思います(笑)
オタクが婚活を始めるきっかけについて
私は最初から婚活に乗り気だったわけではありません。
オタク趣味さえあれば、別に一人でもかまわないし、一生独り身のままだろうとすら思っていました。
そんな私が婚活を始めるにいたったのは、『一人でいる寂しさ』がじわじわとボディブローのように効いてきたからです。
- きっかけ①大きな病気を経験したとき
私は当時一人暮らしで、すぐ近くに家族もいませんでした。
そんなとき、手術・入院が必要な病気にかかってしまったのです。
さいわい、命に別状はありませんでしたが、一人の入院は本当に大変でした。
パジャマも、タオルも、家からもってこられないため、点滴を引きずりながら病院の購買に買いに行きました……。
「ああ、こんなとき、だれかそばにいてくれたらなあ」としみじみ思ったのを覚えています。
- きっかけ②周りがオタクを卒業していくとき
オタク趣味は、もちろんそれ自体も楽しいですが、仲間と夢中になってオタク趣味で盛り上がるのも大変良いものですよね。
同じ趣味で盛り上がる一体感……。なかなか他では味わえない経験です。
しかし、仲間が結婚し、家庭を持つようになると、今までと全く同じようにはいかないものです。
平日は仕事、休日は家族と過ごす友人を引き留めるわけにもいきません。
自然と距離は離れ、一緒に遊ぶ機会も減っていってしまいます。
もちろん一人でも十分の楽しいのですが、ぽつんと一人置いていかれるような感覚に、一抹の寂しさと不安を感じました。
- きっかけ③同級生の子どもの写真を見たとき
SNSがここまで発達しているこの社会。
同級生の『今』を見る機会はぐんと増えています。
かくいう筆者もFacebookで同級生とつながっており、簡単に彼らがどうしているのかを見ることが出来ます。
そうして近況報告を見れば、かわいい奥さんとかわいい子どもを抱いた同級生の姿が嫌でも目に入ってくるのです。
オタク趣味さえあれば他に何もいらない、と思っていたのに、どこかでその光景を「羨ましい」と感じている自分がいたのです。
そのことに気付いたとき、決断しました。
婚活を始めよう、と。
『婚活』『結婚』はオタク活動を邪魔しない。始めるなら早い方がいい!
筆者は周りからかなり遅れて婚活を開始したため、苦労の連続でした。
男女ともに、婚活を始めるならば若い方がいいです。これは絶対です。
そして結婚してみてわかりましたが、オタクであることと、家庭を持つことは、二者択一の選択ではありません。共存できるものです。
そのことを念頭に置いたうえで、もう一度考えてみてほしいのです。
これから、ずっと一人でも平気ですか?
行動を始めるなら早い方がいい!
経験者からの、おせっかいなアドバイスでした。。。